おしゃれなデザインのロゴやカッコイイデザインのロゴを作成したいと考えている人もいるのではないでしょうか。しかし、何の知識もない状態では理想とするロゴは作りにくいと言えます。そこで今回は良いロゴを作るときに役立つテクニックを紹介していきます。
ここで紹介するテクニックを参考にしながら、理想のロゴデザインを目指しましょう。
何を表現したいかを考えよう
おしゃれなデザインやカッコイイデザインのロゴを作りたいと考えている人に多いのが、漠然としたイメージだけでロゴの制作を進めていくパターンです。イメージがはっきりとしていないので、そのイメージを具現化しにくく理想とするロゴデザインに仕上がらないケースが考えられます。
そこで重要になるのが、イメージを具体的なものにすることです。「おしゃれなデザインが作りたい」、「カッコイイデザインのロゴが作りたい」といった中身が分かりにくいものではなく、どんなことを表現したロゴを作りたいのかを考えるのが大切になります。
例えば登山客に向けた便利グッズを販売している企業のロゴを作ろうと考えている場合、ウェーブに乗ってサーフィンをしている人のイラストを使ったロゴを作るのは適切ではありません。サーフィンのロゴはカッコイイかもしれませんが、企業のイメージには沿わないので良いロゴとは言えないでしょう。
このような場合であれば、山をイメージしたイラストや登山中の人を描いたイラストといったような登山に関連するイラストを使っているロゴデザインが適切だと考えられます。企業イメージや商品イメージに合うようなデザインは何かという部分を考えれば表現したいことが具体的なものになりやすく、中身の分かりやすいロゴデザインに仕上げられるようになるでしょう。
シンプルなデザインを目指そう
おしゃれなデザインやカッコイイデザインを目指している人に多いのが、ロゴデザインが複雑化してしまうことです。複雑な模様や複雑なイラストは、一見すればおしゃれな印象やカッコイイ印象を与えやすいデザインに思えるかもしれません。
しかし、複雑に描かれているロゴデザインは、そのロゴを覚えてもらえない可能性が高いです。複雑に描かれているため、ロゴを見た人が他の人にロゴの印象を説明しようとしても上手く伝えられないという問題も発生します。
ただインパクトのあるロゴデザインを描きたいだけであれば、このような複雑化したロゴデザインでも良いかもしれませんが、企業ロゴや商品ロゴを作りたい場合では良い効果が期待できません。企業ロゴや商品ロゴを作る場合には、ロゴの覚えやすさや説明のしやすさが重要になります。
覚えやすく他人に説明しやすいロゴである方が、企業や商品のイメージを広めやすいという利点があります。このような覚えやすさと伝えやすさを重視したロゴデザインを目指すのであれば、シンプルなロゴデザインにするのが良いでしょう。
例えばAppleのロゴが良い例です。Appleのロゴはリンゴが欠けているようなデザインになっています。ロゴがシンプルなデザインであるだけでなく企業名とイラストを結び付けていて覚えやすく、他人にも説明しやすいロゴデザインになっています。
ターゲットに合ったロゴデザインを作ろう
おしゃれだけを追い求めたデザインや格好良さだけを追い求めたデザインは作品の完成度は上がるかもしれませんが、ビジネスに使えない可能性も考えられます。例えば商品ロゴを作りたい場合は、商品の売り上げに直結するようなロゴデザインを目指す必要があります。
そこで重要になるポイントが、ターゲットに見合ったロゴデザインを作成することでしょう。
その商品がどの層をターゲットにしているのかによって、ロゴのデザインは変わってきます。女性層をターゲットにした商品ロゴを作りたいケースでは、可愛らしいロゴデザインや美しいロゴデザインを考える必要があります。
女性層をターゲットにしているロゴデザインを作るはずが、男性のイラストを前面に押し出したロゴデザインを作ってしまっては商品の売り上げは伸びない可能性が考えられます。このような状況で言えば、女性のイラストを使ったロゴデザインが良いでしょう。
どうしても男性のイラストを使いたいのであれば、女性から支持を得ている男性キャラクターのイラストを使うのが効果的でしょう。性別だけでなく年齢層に応じたロゴデザインの作成も重要です。若年層をターゲットにしている場合はイラスト重視のロゴデザインにして、年配層をターゲットにしている場合は文字で訴えかけるようなロゴデザインが有効だと考えられます。
テキストを工夫することで良いロゴが作れる
イラストだけで構成されているロゴデザインもあれば、文字が重視されているロゴデザインもあります。文字を重視したロゴデザインを作りたい場合は、テキストの工夫を行うのが大切です。例えば和風テイストのロゴデザインを作りたいと考えているときには、和をイメージしたフォントを選ぶのが良いでしょう。
具体的な話で言えば、ゴシック体フォントを選ぶよりも明朝体フォントを選んだ方が和風テイストのロゴには合いやすいと考えられます。また年齢層によってもフォントを変えるのが理想的です。若い人がターゲットの場合は丸文字のような柔らかい印象を与えられるフォントの方が効果的でしょう。
年配者がターゲットの場合は丸文字よりも角張った文字の方が好まれやすい傾向が強いです。
文字の大きさを工夫する
ロゴデザインを作るときには、どの文字も同じ大きさで表示している人が多いかもしれません。しかし、全てに文字が同じ大きさでは最も伝えたい文字がどれなのかが分かりにくい可能性があります。そこで役立つのが文字の大きさの調整です。
最も伝えたい文字だけを大きくして、他の文字は小さめに表示することで企業ロゴや商品ロゴの伝えたいことが明確になるというメリットが得られます。また文字のレイアウトも考えておくのが良いでしょう。最も伝えたい文字をロゴデザインの中央に持ってきて、大きいサイズで表示するのも有効な手段です。
具体的な例で言えば、商品名をロゴデザインの中央に大きく表示するのは効果的なテクニックでしょう。
テクニックを駆使して良いロゴを作ろう
良いロゴを作るには、おしゃれさや格好良さを追求するだけではいけません。企業ロゴや商品ロゴで伝えたいことや見やすさ、どの層をターゲットにしているのかなどを考える必要があります。ここで紹介したテクニックを駆使することで、自分が理想とするロゴを作りやすくなるでしょう。
良いロゴを作れるようになったら、ロゴ作成のビジネスを始めてみるのも良いかもしれません。