良いロゴを作りたいと考えていても、テクニックを知っていなければ理想とするロゴを作れない可能性が高いです。ロゴデザインは、ちょっとした工夫を行うだけで良いものに仕上がりやすくなります。そこで今回はロゴの作成に役立つテクニックを紹介していきます。
ここで紹介するロゴデザインのテクニックを活用して理想とするロゴの作成を目指しましょう。
ロゴデザインに意味を持たせよう
ロゴデザインを考えるときには、とにかくカッコイイデザインを作りたいという気持ちや可愛らしいデザインに仕上げたいという気持ちを持っている人が多いかもしれません。
しかし、その気持ちだけでロゴデザインを作り始めると、そのロゴは何の意味も持たないものになってしまうケースが多いです。良いロゴを作りたいのであれば、ロゴに意味を持たせるのが重要なことだと考えられます。
例えば企業ロゴを作成するときには、企業の理念やアピールポイントが伝わるようなロゴデザインを心がけるのが大切になります。企業のチームカラーをアピールできるようなロゴを心がけるのも良い方法でしょう。商品ロゴの場合であれば、商品の効能や使い方、使用感などが伝わるようなロゴデザインを心がけるのが良いと言えます。
商品ロゴに意味を持たせておくことによって、商品の売り上げに関しても良い影響を受けられる可能性があるでしょう。企業ロゴや商品ロゴは企業や商品のブランドイメージにも繋がるものであるため、ブランドイメージを損なわないようなデザインを考えておくのも大切なポイントです。
フォントでロゴデザインを工夫しよう
ロゴデザインを作り上げるときには、テキスト文字の印象を考えるのが重要だと言えます。テキスト文字はフォントによって与えられる印象が異なるため、どんなフォントを使うかを考えておきましょう。例えば可愛らしい印象を強めたいと考えているのであれば、丸文字のようなフォントを探してみるのが有効な手段です。
角ばったフォントよりも丸文字のようなフォントの方がマイルドな印象が強くなり、ロゴデザインの全体的な雰囲気も可愛らしいものになります。カッコイイロゴデザインを求めているケースでは、丸文字フォントは適していません。
それよりも角ばったフォントの方がカッコイイ雰囲気を演出しやすくなります。具体的な例で言えば、明朝体フォントのような文字フォントがカッコイイロゴデザインには適しているでしょう。
他にも和風デザインに合うような和テイストのフォントを探してみるのも効果的です。このようにフォントにこだわることによって、理想的なロゴデザインに仕上げられるようになります。
イラストやフォントのカラーでデザインの印象を変える
ロゴデザインの印象がパッとしないという悩みを抱えている人もいるかもしれません。それはロゴデザインのイラストが悪いわけではない可能性が高いです。ロゴデザインのイラストを描きなおすのではなく、イラストやフォントのカラーを変えてみることで雰囲気が大きく変えられる可能性があるでしょう。
例えばモノクロでロゴデザインを作っていた場合は、カラーでロゴデザインを作ってみるのも1つの方法です。ロゴデザインを色鮮やかなものに変えるだけで、印象が変わるので人の記憶に残るようなものが作りやすくなります。
寒色ばかりでイラストを描いていたのであれば、どこかに暖色系の色を入れてみるのも良いでしょう。寒色の中に暖色を入れることで見栄えの良いイラストに仕上がることが多く、ロゴデザイン全体も引き締まった印象が強くなるというメリットがあります。
イラストの色合いが寒色系なのであれば、フォントのカラーを暖色系にするのも1つの方法です。暖色系のフォントカラーを選んでおけば、フォントが目立つようになります。ロゴデザインの中でイラストよりもフォントを目立たせたい場合は、暖色系のフォントカラーを選ぶのが良いでしょう。
テキストのバランスを考えることで良いロゴを作る
ロゴデザインを作るときにテキストの配置やバランスにこだわったことはあるでしょうか。テキストの配置やバランスによってロゴデザインの印象は異なってきます。そのため自分の理想とするロゴデザインを追い求めるのであれば、テキストの配置やバランスに注目しておくのが重要だと言えます。
企業ロゴを作っている場合であれば、企業名のテキストをどこに配置するかを考えます。ロゴの上の方に企業名を配置したときと、ロゴの下の方に企業名を配置した場合では受け取る印象が異なるでしょう。企業名を強くアピールしたいときには中央に大きく配置するのも有効な手段だと言えます。
テキストのバランスは何の文字を強くアピールしたいかを考えるのが大切なポイントです。「音質の良いイヤホン」という文字をロゴに入れたいと考えている場合、その文字のどこをアピールするかを考慮しましょう。「音質」の部分をアピールしたいのであれば、「音質」という文字を周囲の文字よりも大きく表示します。
「イヤホン」という文字をアピールしたいのであれば、「イヤホン」という文字を大きく表示しましょう。ロゴデザインのサイズ感を考えたときに、これ以上文字を大きく表示できないと判断した場合はアピールしたい文字以外を小さく表示するのも有効なテクニックだと言えます。
文字をアピールしたいときは文字を囲う
ロゴデザインの中で文字をアピールしたいときには、文字の配置やバランスを変える以外にも有効なテクニックがあります。そのテクニックの1つが、文字を囲うことです。図形を使って文字を囲うことによって、ロゴを見た人が文字に注目しやすくなるという利点が得られます。
選ぶ図形はロゴデザインとの兼ね合いを考えるのが重要です。例えば円形が基本となっているロゴデザインの場合、文字を囲う図形も円形にしてしまうと文字が強調されない可能性があります。そのようなミスを避けるために、円形が基本となっているロゴデザインでは円形以外の図形を使って文字を囲います。
四角形や星形といったロゴデザインには使われていない図形を使うことで文字が強調されるでしょう。
テクニックを駆使して自分だけのロゴデザインを作ろう
良いロゴを作るために重要なポイントとなるのが、デザインを工夫してみることです。例えばフォントや色合いを変えるだけでも自分だけの作品が作りやすくなります。ここで紹介した役立つテクニックを駆使しながら、自分の理想とするロゴデザインの作成を目指していきましょう。
良いものを作り上げることができれば、企業や商品の印象もアップするかもしれませんよ。